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Claude Codeで変わる中小企業のシステム開発:AIエージェントと「その場で作る」進め方

AIエージェント「Claude Code」を使うと、業務システムの開発はどう変わるのか。ZTEXが実際の開発と自社運用で使っている進め方と、任せる部分・人が判断する部分の線引きを解説します。

AI導入公開日 執筆 ZTEX編集部

「システムを作るのは高くて遅い」が変わりつつある

中小企業が業務システムを検討するとき、よく聞くのが次のような悩みです。

  • 既製品のソフトは自社の業務に合わず、結局 Excel と紙に戻ってしまう
  • オーダーメイドの開発は、見積もりの段階で数百万円・数か月と言われる
  • 要件定義に時間がかかり、できあがった頃には現場のやり方が変わっている

この状況を大きく変えつつあるのが、AIエージェントによる開発です。ZTEX では、Anthropic 社の Claude Code を開発と自社業務の運用の中心に置いています。この記事では、実際にどう使っているのか、何を AI に任せて何を人が判断しているのかを紹介します。


Claude Code とは

Claude Code は、Anthropic 社が提供する開発用の AI エージェントです。チャットで質問に答えるだけの AI とは違い、次のような作業を自分で進めます。

  • プロジェクトのファイル構成やコードを読んで、全体を把握する
  • 指示に沿ってファイルを作成・修正する
  • ビルドやテストのコマンドを実行し、エラーが出れば原因を調べて直す
  • 変更の内容を説明し、人の確認を待つ

つまり「コードの書き方を教えてくれる AI」ではなく、「手を動かす開発メンバー」として働く AI です。ターミナルのほか、デスクトップアプリや IDE からも使えます。


ZTEX での使い方1:現場でその場でプロトタイプを作る

ZTEX の開発は、まず現場に足を運ぶところから始まります。ヒアリングの場で業務の流れを聞きながら、Claude Code を使ってその場で画面の試作を作り、担当者に触ってもらいます。

例えば、不動産の買取再販を手がける会社の工務部門向けに開発した現地調査・積算アプリでは、訪問時にヒアリングしながらプロトタイプを作り、そこから本番化しました。

従来の進め方AIエージェントを使った進め方
ヒアリング → 持ち帰って要件定義書を作成ヒアリングしながら、その場で画面を試作
数週間後に画面イメージを提示その日のうちに「触れるもの」で認識を合わせる
認識のずれが開発の後半で発覚ずれは試作の段階で見つかり、すぐ直せる

紙の資料や口頭だけでは伝わりにくい「現場の細かなこだわり」が、動く画面を前にすると一気に出てくるのが、この進め方の大きな利点です。

関連事例:現地調査から自動積算までを一つのWebアプリに


ZTEX での使い方2:自社の業務を AI で回す

ZTEX 自身も、日々の業務を AI で運用しています。お客様に提案する前に、まず自社で使って確かめるためです。

  • レシート・請求書・名刺の自動処理:Google ドライブに入れるだけで、AI が読み取り、経費表とデータベースに転記して通知します。処理コストは1枚あたり約0.6円(当社実測)です。
  • 会議メモの自動保存:オンライン会議の AI 議事録を、毎時自動で社内のナレッジベースに保存しています。
  • 案件管理ダッシュボード:案件・売上・経費などを一元管理し、判断が必要な事項を AI が整理して代表に上げる設計にしています。

これらの仕組み自体も、Claude Code を使って開発・改修しています。小さな改善を毎日のように積み重ねられるのは、開発の手間が大きく下がったからです。


何を AI に任せ、何を人が判断するか

AIエージェントは強力ですが、丸投げすると失敗します。ZTEX では次のように役割を分けています。

AI に任せること

  • 画面やデータベースの実装、定型的なコードの作成
  • ビルド・テストの実行と、エラーの調査・修正
  • 既存コードの調査(どこで何をしているかの把握)

人が判断すること

  • 何を作るか(業務のどこを、どこまでシステム化するか)
  • 設計の方針(データの持ち方、権限、例外時の扱い)
  • 成果物のレビュー(実画面での確認、業務として正しいかの判断)
  • お客様への説明と、本番への反映

特に「業務として正しいか」は、現場を見た人間にしか判断できません。AI が速く作れるようになった分、人は「何を作るべきか」を考えることに時間を使えるようになった、と捉えています。


安全に使うために気をつけていること

業務システムを扱う以上、安全面の配慮は欠かせません。

  1. 認証情報を AI に直接扱わせない:パスワードや API キーはコードに書かず、決められた保管場所から読み込む形にしています。
  2. 本番への反映は人が確認してから:AI が作った変更は、必ず人がレビューしてから反映します。
  3. お客様のデータを学習に使わせない設定を確認する:利用する AI サービスのデータの扱いを確認したうえで使います。
  4. 依存ライブラリのバージョンを固定する:外部ライブラリの乗っ取りなど、サプライチェーン攻撃への対策として、使う版を明示的に固定しています。

中小企業にとっての意味

AIエージェントによる開発の一番の価値は、「小さく作って、使いながら直す」が現実的な費用と期間でできるようになったことです。

  • いきなり大きなシステムを作らず、一番困っている業務から始められる
  • 使ってみて合わなければ、すぐに直せる
  • 既製品では合わなかった「自社のやり方」に合わせられる

「システム化したい業務はあるが、どこから手をつければいいか分からない」という段階からでも、ご相談いただけます。ZTEX は現場に伺い、業務を見たうえで、どこにAIを入れると効果があるかを一緒に整理します。

#Claude Code#AIエージェント#システム開発#中小企業#業務自動化

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